山梨県上野原町の「軍刀利(ぐんだり)神社の大桂」と
 「井戸のサイカチ」(1998.12 小森さん)


 小森さんの今回のバイク紀行は山梨・神奈川を巡って6つの巨木を見るという スケジュールで、沢山の写真を送っていただいたが、少しずつご紹介しよう。 これまでこのページになかった山梨県の最初の木は「軍刀利神社の大桂」である。
 JR中央本線に乗って上野原駅で降りる。ここから北へ 「井戸」行きのバスに乗り、終点で降りる。国土地理院発行の1/25000「上野原」の 右上すみに井戸の村が載っている。ここからさらに北東に20分ほど歩くと 軍刀利(ぐんだり)神社にでる。
 カツラは大きくなると幹を束ねたような形になる。この木も同様であるが、 根元から出るヒコバエの一本は特に大きく、幹周りが2m以上もある。 主幹の高さ33m、目通り幹周り9.2mで、県の天然記念物に指定されている。 山梨県下で第11位の巨木である。
 カツラの木は「水の木」とも言われ、付近から清水が湧き出している場合が多いが、 この木の根元付近にも湧き水が見られる。
 井戸から軍刀利神社に向かう途中に、町指定の天然記念物である 「井戸のサイカチ」がある。サイカチはマメ科の木で、6月頃に黄色の花を付ける。 幹や枝に棘があるのが特徴である。樹高18m。目通り幹周り3.1m、 樹齢は300年以上とされる。損傷が激しいようである。

大カツラ



井戸のサイカチ


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