秋田県仙北市角館町の「青柳家の楷」 (2010.8.28、松村さん)


 楷の木(ランシンボク)はウルシ科の木で、秋の紅葉が見事である。岡山の閑谷校、お茶の水の孔子廟のカイノキはよく知られている。元々、中国の孔子廟に聖木として植えられていたものである。分布はフィリピンから台湾・中国にかけてで、どちらかというと南方系の木である。その北限の木を写したと、松村さんが角館から送ってくれた写真である。以下の解説は松村さんです。
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青柳家の楷 (2010.8.28)
 角館の武家屋敷の1つである青柳家の庭に日本の北限である楷(カイノキ)がある。古木、銘木ではないが、北限ということでは貴重な木である。
 ところ:秋田県仙北市角館町表町下丁 角館歴史村・青柳家
     入村料 500円 TEL:0187-54-3257 http://www.samuraiworld.com/
 アクセス:秋田新幹線 角館下車 徒歩15分
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 ウルシ科の木の多くは「奇数羽状複葉」で、沢山の小葉の先端の葉は1枚であるが、カイノキは「偶数羽状複葉」であって、先端の葉が2枚である。

まだ紅葉は遠い。葉の形がいかにもウルシ科である。


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