北海道石狩市浜益区()旧 浜益村)の「黄金山のイチイ」 (2005.8.31、西村さん)

西村さんからの28番目の北海道の巨木で、樹幹がいかにも逞しいイチイである。お馴染みの解説をどうぞ。 **************************************************************** 　黄金山(こがねやま)は浜益村の外れにあり、標高740ｍと低いながらも浜益富士とも呼ばれる形の良い山です。その登山口の１Kmほど手前に「黄金山のイチイ、全国6位の巨樹」と書かれた看板と駐車スペースがあります。刈り分け道を200m程でイチイの巨大な姿が現れます。 　文献によると、「幹周り550cm、樹高18m、樹齢1500年（推定）」とあります。写真で見るように周りの笹は綺麗に刈られて柵とロープで円形に囲まれています。幹はこぶが無数に盛り上がっていかにも逞しい印象を受けます。しかし、斜面の下側から見ると、縦に大きく割れ目が開いていて、中はかなりの空洞があり、さすがに弱ってきているようです。大事に見守っていきたいものです。 　なお、浜益村は夏は海水浴場として賑わう漁業の盛んな村です。この10月に厚田村と 共に石狩市と合併しました。ゆでた蛸が非常においしく札幌からも買いにくる人が多くいます。浜益村の中心部から道道浜益滝川線を8Kmほどで実田（みた）という地域に入ります。実田橋を渡ってすぐ左に「黄金山登山口　4Km」の標識があり、田んぼの中の道を進むとやがて林道となり、約3Kmほどで前述のイチイの看板が右手に見えてきます。 ********************************************************** 　交通の便は悪く、車で行くしかない。バスを使うなら、札幌駅から中央バスに乗って浜益まで行き、ここからタクシーに頼らざるを得ない。バスは1日2本なので、時刻をチェックしており必要がある。鉄道病院前バス停から留萌行きあるいは幌行きに乗る。

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