奈良県天川村の「来迎院の大イチョウ」 (2006.11.8、MUKAIさん)


 奈良の巨木の素晴らしい写真を送って下さるMUKAIさんから、天川(てんかわ)村の巨木が届いた。天川村は近畿の最高峰の山々に囲まれた渓谷地帯で、十津川村と並ぶ秘境である。
 第一は天川村坪内の来迎院にある大イチョウである。樹高25m、目通り幹周り6.50m、樹齢800年と言われ、村の天然記念物に指定されている。来迎院は、南北朝時代に南朝の重要な拠点であった天河大弁財天神社の堂塔の一部であり、来迎院自体は役行者の開基と伝えられる。
 近鉄吉野線下市口駅から奈良交通バスに乗り、天河大弁財天社で降りる。所要時間は65分である。但し、このバスは1日3本しかない。坪内の手前2kmの所にある天川河合までは2時間に1本のバスが出ている。車で行くには、同じく下市口から309号線を南下し、新河合トンネルを出て右折し、5kmほど走る。





木々のリストへ戻る