岐阜県高山市の「国分寺の大イチョウ」 (1998.8.7 市川さん)


 市川さんから初めての巨木の便りが届いた。今年の8月に高山に出かけた折りに 撮影されたものである。イチョウの葉は緑であるが、横に有名な三重の塔が見える。
 この木と塔には次のような伝承がある。「聖武天皇の頃、国分寺に塔を建てたが、 主柱の寸法が足らず匠が困り果てていたところ、娘の八重菊が 寸法の足らないところを升組にする事を提案し、塔は無事に出来上がった。 しかし、娘の知恵であることが知れるのを恐れた匠は娘を殺して寺の庭に埋め、 そこに一本のイチョウの木を植えた..。」
 樹高37m、目通り幹周り10mで、樹齢は1200年と伝えられる。岐阜県では 最も大きなイチョウであり、国の天然記念物に指定されている。
 下側の2枚の写真は、1996年11月に家族で旅行したとき、 たまたま写したものである。

8月の大イチョウ


11月の大イチョウ


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