青森県七戸町の 「銀南木の子安イチョウ」
  (2002.11、瀬川さん)


 青森県にはイチョウの巨木が多い。北金が沢の大イチョウは日本一の幹周で、全国10位以内に4本のイチョウが入る。七戸町の銀南木にあるこのイチョウは、樹高26m、幹周11.6mの巨木であるが、青森県では5位になってしまう。ただし、県の天然記念物に指定されている。
 この地に縁の深い法身国師(1189-1273年)は臨済宗の高僧となり、茨木県真壁に寺を持っていたが、後年、栄耀を嫌って七戸町の北を流れる倉岡川に庵を編んで暮らしたという。このイチョウは、その法身国師のお手植えであると伝えられている。
 七戸町へは、JR東北本線の乙供か上北町からタクシーで南西に向かう。13kmの距離である。七戸町中心部から西南西へ、銀南木(いちょう)の部落へは更に9kmを走る。
 メールで瀬川さんは次のように書いておられる。「今回の旅行で、唯一、巨木見学者がいました。広いグランドに立ち、枝を大きく広げた美しい姿です。黄葉落ち葉の絨毯もきれいでした。」



木々のリストへ戻る