鹿児島県国分市の「高座神社のイチイガシとナギ」 (1999.8 田平さん)


 夏休みを過ごしている田平さんから、久々に木の写真の暑中見舞いがあった。
 環境庁調査によると、イチイガシの巨木としては、大分県の滝川村のものが、 図抜けて大きく12mの幹周とある。送って貰った国分市の高座神社のものも、 7.75mと記載されており、そうであるなら、全国で10数位の巨木である。 田平さんに依れば、幹周は5.7mと言うことで、環境庁調査とは違うようだ。
 ナギの方は、奈良公園のナギ林や、 和歌山県新宮市のものが有名であるが、 送っていただいた4.34mの幹周の木は、ナギとしてはかなりな巨木である。
 国分(こくぶ)市は鹿児島湾の最も奥にあり、霧島観光の玄関口であり、 鹿児島飛行場も近い。JR日豊本線の国分で降りる。以下は、田平さんからの お便りのである。
  「最近写してきました巨木の写真をお送りします。 ひとつは、県内の国分市にある小さな神社(高座神社)に残されている イチイガシとナギの木の写真です。イチイガシはよく知られた名前ですが、 ナギというのははじめて聞く木の名前でした。槇科の樹木だそうです。 イチイガシは樹齢が300年から500年、樹周が約5,7メートル、 樹高35メートルでこの樹種としては県内最大のものだということです。 ナギの方は、樹齢800年から1000年、樹周約4,34メートル、 樹高25メートルでこの樹種としては日本最大の巨木だと紹介されています。」

イチイガシの巨木



ナギの巨木


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