愛媛県四国中央市の「藤原のイブキ」(2021.5.8 たあちさん))


 イブキには色々な呼び方がある。有名な巨樹では「ビャクシン(柏槇)」と呼ばれることが多いが、逆にシンパク(槇柏)とも言われる。生け垣などに植栽されるカイズカイブキはその園芸品種である。日本最大の物は小豆島の「宝生寺のシンパク」で、分岐した幹を合わせると幹周は14.4mで、特別天然記念物に指定されている。単幹では兵庫県の上郡町にある「法雲寺のビャクシン」が9.83mで最大である。
 そして、単幹で2番目に大きいのがこのページの「藤原のイブキ」である。樹高8m、幹周8.95mあり、県の天然記念物に指定されている。幹周の3番目は同じ四国中央市の国道11号線沿いにある「下柏の大柏」で8.27mである。藤原のイブキは、車無しではとても行けないので掲載を諦めていたが、送って頂いて空白を埋めることが出来た。嬉しい限りである。
 写真を撮られた「たあちさん」は次のように書いておられる。「主幹は西に傾き地上3mで3方に分岐。枝下のような枝振りで、全体は傘状の美しい姿となっています。主幹の東側に高さ2.1m、幅0.7m、奥行き1.4mの空洞があります。同じ市内の下柏の大柏とともにイブキでは全国屈指の巨樹です。何をもって判断するかは意見が分かれますが、全国2位の巨木である、と案内には書いています。」
 このイブキを見るには車で行くしか無い。予讃線の伊予三島駅から319号線を南下、ダム湖の金砂湖を渡ったところで右折して(旧別子銅山へと続く)6号線に入り、ひたすら進んで冨郷ダムへと向かう。ダムの手前1km程の橋を渡って道なりに進むと藤原の集落である。集落に入って最初の道を左折すると大イブキに近づく。

たあちさんが撮られた豪快な幹の写真。枝は3m付近から多数分岐し垂れる。




教育委員会による説明板


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