愛媛県宇和島市の「八幡神社のイブキ」 (2004.6.5、ノルンさん)


 中国四国地方にはイブキ(ビャクシン)の巨木が多い。愛媛県には国の天然記念物に指定されているイブキの巨木が3本ある。下柏の大柏、北吉井のイブキ、そして宇和島市の八幡神社のイブキである。前2者は既にご紹介したが、今回、宇和島のノルンさんから「八幡神社のイブキ」の写真を送って頂いた。”ほぼ毎日見ているのに、「有名な」木だと知りませんでした。梶本さんのサイトで名前を見つけ「あ、そんなに有名なんだ」と驚いたくらいです”と書いておられる。
 写真のような立派な神社の本堂を守る形で2本のイブキが立っている。大きい方は、樹高20m、幹周4.7mで、樹齢800年と伝承される巨木である。ビャクシンは大きくなるのに時間のかかる木で、4.7mはかなりのランクの巨木といえる。ちなみに、ビャクシンで最大のものは兵庫県上郡町の「法雲寺のビャクシン」で、9.8mの幹周を持つ。
 JR予讃線の北宇和島駅で降りて、駅の東側を通る道を南に歩く。500m程歩くと須賀川に出るので、橋の手前を左折して川に沿って遡行する。200m程で左手に伊吹八幡神社への参道が見える。ここを左折すると正面が神社である。





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