京都市左京区の「京大のエノキ」 (1999.1.17)


 京都大学医学部の構内に、大きなエノキがある。 大学構内で最も大きな木と思われる。樹高は約20m、目通り幹周りも約5mで、 御所のエノキに引けを取らない。
 この木は、大学の中にあるにもかかわらず、しめ縄があって信仰対象になっている。 といっても、実験動物の供養と、恐らくは亡くなった子供達の供養ではあるまいか。 木の根方には、大小のお地蔵さんが肩を寄せ合うように配置され、前掛けの色も 鮮やかである。じっと見ていると、これを祭り、 供養に来る人たちの感情が伝わってきて、いたたまれない気持ちになった。



木々のリストへ戻る