愛媛県伊予三島の「下柏の大柏−シモガシワのオオハク」 (1998.9.15)


 予讃線を伊予三島で降りて、駅の南に出てから県道に沿って15分ほど東に歩く。 市役所前を過ぎ、てやがて国道11号線のバイパスが斜めに交差しているところにでる。ここから11号線に沿って北東に道をとり、さらに10分ほど歩くと、右手に 大きなビャクシンが見える。
 愛媛県には国の天然記念物になっているビャクシンが3つある。あとの2つは 松山市郊外の重信町の「北吉井のビャクシン」と、 宇和島市八幡神社の2株の大イブキである。県指定のものでは伊予三島市の藤原に 愛媛県最大の幹周9.2mのイブキがある。
 下柏の大柏は樹高15m、根周り14.3m、目通り幹周り8.34mで、樹齢は1200年と 伝えられる。主幹の東側に空洞があり、天明3年(1783年)に地蔵菩薩が安置され、 それ以後信仰の対象となっている。大正13年に国の天然記念物に指定された。




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