大阪府池田市の「自性院のカイズカイブキ」 (2004.1.28、森鼻さん)


 大阪市の北にある池田は私の育った町である。ここで母は小学校の教師を40年近く勤め上げた。その教え子の森鼻さんから、カイズカイブキ(ビャクシン、あるいはシンパクとも呼ばれる)の巨木の写真が届いた。母は大喜びである。
 池田市の天然記念物に指定されているが、幹周は記載がなかった。写真から想像すると、5mくらいではないかと思われる。樹齢は350年と推定されているようだ。
 自性院は五月山山麓に近い渋谷高校の北東にある曹洞宗のお寺である。この辺りは中学校のマラソンコースで、今の季節には沢山の梅の花が薫り高く咲いていたものである。池田市歌にも「梅香り桃咲く中に..」と言う一節があり、昔は近郊農業の町であったが、今は大阪市のベッドタウンとなった。それでも、市の北に続く五月山は今も緑が美しい。阪急電鉄池田駅から出て、五月山山麓を走る循環バスに乗り、西畑で降りて南に下ると自性院である。



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