鹿児島県坊津町の「秋目のアコウ」 (2002.2、瀬川さん)


 瀬川さんから届いたアコウの写真はすごい迫力である。アコウの巨木は、もちろん九州・沖縄地方に多く、最大のものは長崎県奈良尾町と沖縄県石垣市にある、幹周12mのものである。前者は国指定の天然記念物になっている。鹿児島県にもアコウの巨木は多く、この木を含めて10指を超える。秋目にあるアコウは、樹高18m、幹周8.8mでなかなかの大きさである。
 坊津(ぼうのつ)町は薩摩半島の先端部であり、交通は不便である。JR鹿児島駅から指宿枕崎線に乗って終点の枕崎で降り、ここからタクシーと言うことになる。泊まではバスがあるが、秋目までは行かない。
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 以下は瀬川さんのお便りの一節です。
 「秋目のアコウ」です。説明版がありません。アコウって、近所の人達に大事にされていない例が多いですね。クワ科イチジク族で、同属のガジュマルの漢名が榕樹でアコウは赤榕樹です。坊津港は、遣唐使が出港したり、唐招提寺の鑑真和上が来航した場所です。




アコウの葉


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