沖縄県国頭村の「比地の大アカギ」 (2004.8.20、中島さん)


 アカギは沖縄でしか見られない半落葉性の高木である。黄色の小さな花が2-3月ごろ葉の付け根から房状に咲き、秋には葡萄の房のような実を付ける。大きな木は直径が1m以上、高さも20mを超えて風格のある形に育つ。
 アカギの巨木は、首里城の南西にある「首里金城の大アカギ」が有名であるが、国頭村の比地地区にも大アカギがある。中島さんからその大アカギの写真が届いた。首里城のものは直立しているが、比地のものは、龍のようにくねっている。環境庁調査によれば、樹高は15mであるが、幹周510cm、で樹齢は300年以上とされる。「アサギのアカギ」とも呼ばれるようである。中島さんによれば「国頭村比地の小玉森という部落の神域に残る大アカギ」とある。近くにもう一本、樹高20m、幹周り480cmの大アカギがある。
 沖縄北部の奥間ビーチから東に3kmほど入った山の中にあたり、近くには野生生物保護センターや森林公園がある。

力強い巨幹


くねった太い枝



木々のリストへ戻る